会社概要
プレミアアンチエイジング株式会社(証券コード:4934)は、2010年に設立された化粧品・健康食品メーカーです。本社は東京都港区にあり、「人の時間を、解き放つ」を理念に掲げています。
同社の代表ブランドは「DUO(デュオ)」。特に「デュオ ザ クレンジングバーム」は、累計販売数が数千万個を超える大ヒット商品となり、スキンケア市場で圧倒的な認知度を誇ります。そのほかにも、オールインワンジェルで人気の「CANADEL(カナデル)」、敏感肌向けの「sitrana(シトラナ)」などを展開しています。
事業の特徴は、自社ECサイトや定期購入を軸としたD2Cモデル。顧客と直接つながることでリピート率を高め、安定的な収益構造を作り上げています。
先月のセブ旅行には、くすみケア用のDUOバームを持参🥰

主力ブランドと強み

- DUO:毛穴ケア・エイジングケアを両立したクレンジングで大ヒット
- CANADEL:時短ケアを求める女性に人気のオールインワンジェル
- sitrana:シカ成分(ツボクサエキス)配合で若い世代や敏感肌層を取り込む
同社の強みは、トレンドを素早く商品に反映できる開発力と、テレビCMやSNSを活用した圧倒的なマーケティング力にあります。また、定期購入モデルにより一度顧客を獲得すると継続率が高く、安定的な売上を確保できる点も魅力です。
株価の動きと「滑り台下落」
企業の将来性を考えるうえで、株価の推移は欠かせません。プレミアアンチエイジングの株価は、2020年の上場当初に高値をつけた後、月足チャートで大きな下落局面を経験しました。

この下落は投資家の間で「滑り台」とも表現されます。一時的に強く上がったものの、一気に下落する形です。背景には以下の要因があります。
- 広告費や販売促進費がかさみ、利益率が低下
- 競合ブランドの増加によるシェア争い
- 市場全体の調整や景気不安
実際、月足チャートでは高値から1/20以下に下落しています。投資家心理が冷え込むと一方向に動きやすく、それが滑り台型の下落につながったと考えられます。株式分割が行われたと疑惑を持たれるほどの下がり様です(悲)
現在の株価水準
直近の株価は、800円前後。投資家から見れば「割安水準」とも「下げ止まらないリスク」とも取れる状況です。
- 反発シナリオ:エイジングケア需要の底堅さや海外展開が評価されれば、再び上昇トレンドに転じる可能性あり。
- 下落シナリオ:広告依存や業績の伸び悩みが続けば、滑り台型の下落が続くリスクが残る。
投資家にとっては、決算内容や広告投資のバランスを見極めることが重要となります。
将来性のポイント

1. 国内市場
日本は少子高齢化が進んでいますが、その分「アンチエイジング需要」は強いままです。特に40代以降の女性層はスキンケアへの支出が安定しており、国内市場で一定の売上は維持できると予測されます。
2. 海外市場
中国や東南アジアでは「日本製化粧品」への信頼が厚く、今後の成長の柱となる可能性が高いです。すでに同社も海外展開を強化しており、ヒット商品が生まれれば株価反発の材料になります。
3. 新規分野への拡大
化粧品だけでなく、サプリメントやヘアケアなど周辺領域に進出しているため、総合アンチエイジング企業としてポジションを確立しつつあります。健康志向の高まりを背景に、事業拡大の余地は十分あります。
配当と株主優待
配当
ありません。
HPを見ると「当面の間は事業拡大のための内部留保の充実を図る方針です。そのため、現時点において配当実施の可能性及びその実施時期等については未定です。」と書かれています。
株主優待
権利確定月は7月。
自社ポイント4,200ポイント(4,200円相当)付与
※自社ECサイトで利用可。

2023年から優待が新設されました。
去年まで、現品が届いていたので今年から自分の気になる商品を購入できるのはとても嬉しいです★






まとめ


プレミアアンチエイジング株式会社は、「DUO」や「CANADEL」といったヒットブランドを持つ注目の化粧品メーカーです。D2Cモデルと強力なマーケティング力を武器に、国内外でさらなる成長が期待されています。
一方で株価は、月足チャートで「滑り台型」の下落を経験しており、投資家はリスク管理が欠かせません。現在の株価は底値圏にあり、今後は業績改善や海外展開の成果次第で反発するか、それともさらに下落するかの分岐点にあります。
エイジングケア市場の成長性を考えれば将来性は高いといえますが、投資を検討する際には、株価チャートの動きと業績動向を合わせてチェックすることが重要です。
お読みいただき、ありがとうございました!
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