FANG+銘柄入れ替え!パランティア採用とサービスナウ除外の理由

投資の世界は、時として非常に残酷で、かつ合理的です。

2025年12月22日公式発表されたファンドレターはこちら💁‍♀️

2025年12月22日、大和アセットマネジメントから「iFreeNEXT FANG+インデックス」に関する重要な発表がありました。投資家の間で「最強の指数」の一つとして数えられるFANG+の定期リバランス(構成銘柄の入れ替え)が実施されたのです。

今回の主役は、新規採用された「パランティア・テクノロジーズ(PLTR)」と、除外となった「サービスナウ(NOW)」。

資産1,800万円を運用し、常に「効率と数字」を重視している私にとっても、今回の入れ替えは非常に納得感のある、かつこれからのAI投資の方向性を示す興味深い動きでした。

今回は、なぜこの入れ替えが起きたのか、そして新星パランティアがなぜこれほどまでに評価されているのかを詳しく解説します。

目次

FANG+銘柄入れ替えの「冷徹なルール」

「FANG+」という指数は、単なる人気投票で銘柄が決まっているわけではありません。 採用・除外には、極めてシビアな4つの客観的指標が用いられます。

  1. 時価総額(35%)
  2. 1日平均売買高(35%)
  3. PSR(株価売上高倍率)(15%)
  4. 売上高成長率(15%)

サービスナウ除外の理由

サービスナウは2025年12月のリバランスにおいて、上記4つの指標すべてが相対的に低下し、総合順位は12位に転落しました。素晴らしい企業であることは間違いありませんが、他の勢いがある銘柄に押し出される形で「採用継続基準」を満たせなくなったのです。

投資に「情」はいりません。数字が基準を下回れば、即座に入れ替えられる。この徹底した合理性こそが、FANG+が高いリターンを維持し続けている理由でもあります。

新星パランティア(PLTR)とはどんな会社か?

サービスナウに代わって、非採用銘柄の中からランキング最上位として選ばれたのがパランティア・テクノロジーズです。

驚くべきは、今回のリバランス時におけるパランティアの総合順位は2位という圧倒的なポジションだったことです。単なる滑り込みではなく、まさに「満を持しての王者参入」といえます。

国家レベルの諜報・防衛を支える技術力

パランティアは、2003年にテロとの戦いを支援する目的で創業された、データ解析およびAI(人工知能)ソフトウェアの先駆者です。

  • 主な顧客: アメリカ国防総省(ペンタゴン)、CIA(中央情報局)、FBI(連邦捜査局)など
  • 技術の核心: 膨大なビッグデータから、人間では不可能なスピードでパターンを見つけ出し、意思決定をサポートする。

創業背景からして、他のSaaS企業とは一線を画す「重み」があります。国家レベルの諜報機関や国防組織が、パランティアのシステムなしでは情報収集や犯罪捜査が困難になるほどの唯一無二の技術力を持っているのです。

「政府専用」から「民間インフラ」への転換

私が今回のパランティア採用で注目しているのは、同社のビジネスモデルの転換です。

以前は「政府・軍事向け」というイメージが強かったパランティアですが、現在は民間企業への展開を猛烈なスピードで加速させています。その中心にあるのが、企業向け製品「Palantir Foundry」です。

  • 製造業: サプライチェーンの最適化(どこで、何が、どれくらい足りないかをAIが予測)
  • ヘルスケア: 医療データ解析や感染症の拡大予測
  • 金融: 不正取引の検知やリスク管理

実際に、売上高の推移を見ても、これまでの政府部門に加え、民間部門の売上が大きく伸びていることがわかります。

特定の製品への「愛」で投資先を選ぶこともありますが、パランティアのように「これがないと社会が回らない」というインフラに近いソフトウェアを提供している企業は、数字以上に強い底力を持っています。

1,800万運用の投資家として思うこと

資産を運用していると、どうしても「これまで持っていた銘柄への愛着」が出てしまうことがあります。しかし、今回のサービスナウの除外とパランティアの採用を見て、改めて感じたのは「システムの優位性」です。

私たちは、パランティアの技術的な詳細を100%理解することは難しいかもしれません。しかし、FANG+という指数が「数字」に基づいて世界最強の10社を常にアップデートしてくれるおかげで、私たちはその果実を享受できます。

  • 働いて稼ぐ「労働」
  • そして、世界最強のAI軍団に働いてもらう「投資」

この2段構えがあるからこそ、将来への不安を最小限に抑えられているのだと実感します。

まとめ:パランティアという「AIの心臓」を組み込んだFANG+

今回のリバランスによって、FANG+はより「実利的なAI・防衛・民間インフラ」の側面を強めたと言えるでしょう。

パランティアの参入は、単なる1銘柄の入れ替え以上の意味を持っています。それは、AIが単なる「流行」から「国家や企業の死活問題」へと昇華したことの証明かもしれません。

皆さんは、今回の「サービスナウ除外・パランティア採用」という冷徹な決断をどう見ますか?

投資の世界は常に動いています。私も1,800万の資産を守り、育てるために、こうした数字に基づく変化を冷静に、かつドライに見守り続けていきたいと思います。

【番外編】パランティア創業者ピーター・ティール氏の著書

パランティア共同創業者であるピーター・ティール氏の著書、「ZERO to ONE」。
この本は、ティール氏がスタンフォード大学で行った起業についての講義をまとめたもので、PayPalやPalantirでの経験に基づいて書かれています。
0から1を創造することの重要性、独占的な価値を作るための洞察力が養われる本。ぜひお読み下さい。

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