大和アセットマネジメントが提供する投資信託「iFreeNEXT FANG+インデックス」が、2025年12月3日に純資産総額1兆円を突破しました。本記事では、同ファンドの歩み、圧倒的なパフォーマンスの背景、そして生成AIを中心としたハイテク株の今後について詳細に解説します。
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「iFreeNEXT FANG+インデックス」1兆円突破の背景
当ファンドは設定来、米国の景気拡大を背景に堅調に推移してきました。特に2020年以降の経済再開(リオープニング)や、生成AIブームによる期待感が追い風となり、基準価額は飛躍的に上昇。
- 設定時から約9倍(+773%)の成長
- 2024年にはNISAつみたて投資枠対象商品で1位のパフォーマンス
成功の要因はビッグテック戦略
このファンドが目指すのは、世界経済を牽引するビッグテック企業のダイナミズムを取り込む投資です。FANG+指数は、生成AI、クラウド、半導体など構造的成長分野のトップ企業に集中投資することで、短期的変動を乗り越え長期的成長を実現しています。
FANG+指数の変遷とパフォーマンスの源泉
FANG+指数は、少数精鋭の銘柄への集中投資を特徴としています。
銘柄入替による時流適応
- 過去に4度の大きな銘柄入替を実施
- 2022年12月の変更では中国銘柄を除外し、米国テクノロジー株に特化
現在の主要構成銘柄
- メタ、アマゾン、ネットフリックス、グーグル、アップル
- マイクロソフト、エヌビディア、ブロードコム
- クラウドストライク、サービスナウなど成長企業
キィサービスナウとパランティアの入れ替えがXでは話題になっています
S&P500やNASDAQ100を上回るリターン
- 成長性の高い銘柄を高比率で保有
- 米中貿易摩擦や金融引き締め時期もビッグテックの強固な収益力が反発を支える
ビッグテックによるAI投資の現状と持続性
市場ではビッグテックのAI投資に対する過熱懸念がありますが、過度な心配は不要です。
強固な財務基盤
- マイクロソフト、グーグル、アマゾン、メタはいずれもフリーキャッシュフロー黒字を維持
収益化の加速
- マイクロソフトのAI向けクラウド売上:前年同期比40%増
- グーグルのAI搭載製品売上高:200%以上増
概念実証から大規模展開へ
- S&P500企業の多くがAI導入を進行中
- 2026年には合計で4,500億米ドル以上の投資計画
- AI需要は構造的成長軌道に乗る
ハイテク株の今後の見通しとバリュエーション
半導体需要の爆発
- エヌビディア:2025年8-10月期に四半期ベースで過去最高売上・純利益
- 次世代GPU見通しも強く、2026年末まで累計5,000億米ドルの売上予測
成長ドライバーの存在
- 生成AI普及
- クラウドインフラ高度化
- 半導体高性能化
これらの構造的成長ドライバーにより、ハイテク企業は市場全体を牽引する存在であり続けます。
投資手法の比較:積立 vs 一括
- 新NISA制度開始後のデータでは、FANG+指数はS&P500、MSCI ACWIを上回るリターン
- 毎月積立、年初一括投資のいずれでも、高い成果を達成
- ビッグテックの強力な成長トレンドが投資手法を問わず有効
「iFreeNEXT FANG+インデックス」誕生の物語
常識への挑戦
- 2015年、大和証券研修で「イノベーションは常識を覆す」という言葉が開発の種に
- 従来の「数百銘柄分散投資」に対し、10銘柄集中投資は社内で反対多数
信念の貫徹
- 一度断念の危機もあったが、データと論理で組織を説得
- 2018年、iFreeNEXTブランド第一弾として誕生
結実した価値
- 異端と呼ばれたファンドは、今や投資家の信頼を集める象徴に
まとめ:技術革新と共に成長する投資パートナー
「iFreeNEXT FANG+インデックス」は、技術革新の最前線に立つ企業群と共に成長する投資パートナーです。価格変動や為替リスクはあるものの、ビッグテック主導のAI革命に乗ることで長期資産形成が期待できます。
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