ネット通販大手アスクルで想定外の“大事件”が起きています。
2025年10月に発生したサイバー攻撃が原因で、物流システムが停止し、売上は前年同月比95%減という、企業としては致命的なレベルの打撃を受けました。
この記事では、
・なぜアスクルがここまで深刻な事態になったのか
・売上が95%減まで落ちた理由
・現在の復旧状況
・無印良品など取引先にも広がった影響
・ユーザーが「今すぐ注意すべき」リスク
をまとめて解説します。
ひな🐥私も仕事で活用するアスクル。発注停止となった今は、Amazonなどで代用していますが・・・株主として早期回復を願っています♪
アスクルに何が起きた?原因は「ランサムウェア」
アスクルは2025年10月19日以降、国際的ハッカーグループを名乗る集団からランサムウェア攻撃を受けました。
ランサムウェアとは、企業のシステムを乗っ取り、復旧と引き換えに身代金を要求する悪質なプログラムです。
この攻撃を受け、アスクルの心臓部ともいえる物流システムが停止。
EC企業にとって物流停止は「売る手段」そのものを失うのと同じで、会社全体が一気に機能不全に陥りました。
売上が95%減…“ほぼ止まった”と言っていいレベルの大打撃
攻撃発生後の1カ月(10月21日〜11月20日)の売上高は、前年同期間と比べて95%減。
金額にすると、わずか16億9,800万円にまで落ち込みました。
これは「システム停止=商品が出荷できない」状態が続き、通常のEC運営が不可能になったためです。
EC企業にとって物流は血液のようなもので、それが止まれば売上も止まるという典型的な事例になっています。
現在の復旧状況:手作業対応で“なんとか動かす”レベル
アスクルは完全停止を避けるため、以下のような“緊急措置”で業務を継続しています。
・システムが使えないためFAXで注文受付
・倉庫スタッフが手作業で出荷作業
・順次サービス復旧を開始し、本格回復は12月上旬以降を予定
・被害額の算定が難しいため、12月15日予定の決算発表を延期
手作業での出荷はスピードと精度に限界があり、依然として通常運営には戻れていません。
影響はアスクルだけじゃない…無印良品にも波及
アスクルのシステムを利用していた取引先にも影響が広がりました。
中でも大きかったのが無印良品のネットストアで、サービスの一部停止が1カ月以上続きました。
さらに一部報道では、無印良品の顧客情報が流出した可能性も指摘されており、サプライチェーン全体へ影響が及んでいます。
利用者が今すぐ注意すべき「偽サイト」
混乱に乗じた“なりすましサイト”も確認されています。
アスクルのロゴを不正利用し、検索結果に表示させてユーザーを誘導する悪質な手口です。
・見慣れないURL
・公式を装った怪しい広告
・急にパスワードを求めてくる画面
これらに遭遇した場合は絶対にアクセスしないよう注意が必要です。
まとめ:企業もユーザーも「他人事ではない」サイバー攻撃の現実
今回のアスクルの一件は、
“サイバー攻撃で企業がここまで止まる”
という現実を世の中に突きつけました。
・売上95%減
・物流完全停止
・手作業復旧
・取引先にも連鎖的被害
・ユーザーへの偽サイト攻撃
EC社会のインフラを支える企業が止まると、消費者も企業も巻き込まれる。
今回の事件はその生々しい状況を目の当たりにしました。
今後の復旧状況や被害額の発表にも注目が集まりそうです。



1日も早い復旧を願っています!
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